保育園で流行する病気と対策

あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。

冬場は気温が低く、寒くて乾燥しているためウイルスや病原体がひろがりやすい傾向にあります。
夏場よりも体力や免疫力が弱くなり、気道や粘膜が乾燥しがちなため感染症にかかりやすいといわれています。

令和2年初めての投稿は、『保育園で流行する病気と対策』についてです。

RSウイルス  
 症状: ゼイゼイ・ヒューヒューする頑固な咳、 鼻水 など

    • 2歳までに100%の子どもが罹るといわれている。
    • 月齢の小さな子が感染すると重症化しやすい病気。
    • 飛沫や接触で感染する。
    • マスク着用や手洗いで予防することが大切である。

インフルエンザ
 症状: 発熱 筋肉痛 咽頭痛 倦怠感 など

    • 乳幼児が感染すると重症化しやすいため、予防接種が重要である。

感染性胃腸炎(ロタウイルス・ノロウイルス)
 ロタウイルス症状: 白っぽい下痢 嘔吐 など
  ノロウイルス症状: 嘔気 嘔吐 下痢 発熱 など

    • 感染力がとても強く、少量のウイルスでも感染するため集団感染が起きやすい。
    • 感染者がなめたおもちゃの使用や衣類に付着したウイルスなどでも感染する。
    • 嘔吐や下痢による脱水症状に注意する。
    • また、下痢症状が落ち着いても、排便にウイルスが排泄されているのでトイレ後の手洗いを徹底する。
    • 下痢止め薬は、ウイルスの対外排泄を遅らせるため使用しないことが望ましい。
    • 対策としては手洗いやうがいが基本となる。

溶連菌感染症
 症状: 咽頭痛 発熱 など

    • 病原体により発症するので、医師の診断を受け処方された抗菌薬を指示通りに飲ませ続けることが大切である。

 

代表的な感染症を取り上げましたが、手洗い・うがいは常に意識して行い、睡眠を十分に取り疲労を残さないこと、バランスのとれた食事やこまめな水分摂取を心がけて、寒い冬の時期を過ごしましょう。

 

【参考】
感染症情報(厚生労働省)


企業主導型保育
トータス保育園 足立区南花畑
看護師 るみ先生